最終更新日:2024年12月2日
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ジェネリック医薬品(後発医薬品)は、一般的に先発医薬品の特許が切れた後に、同じ有効成分で製造・販売される低価格のお薬です。
お薬は、成分の開発や研究に労力やお金がかかるため、開発費など必要経費も含む先発医薬品は高額となります。
ジェネリック医薬品は先発医薬品より開発費用が抑えられるため、価格が安くなります。また、先発医薬品と同じ有効成分を持つため、同等の効き目があります。
2024年10月1日より、ジェネリック医薬品(後発医薬品)のある先発医薬品(長期収載品)の処方を患者が希望した場合には、両者の差額の4分の1を患者が自己負担する選定療養が導入されます。
長期収載品のうち、市販後5年以上経過した後発医薬品があり、かつ後発医薬品への置き換え率が50%を超えるお薬が対象です。
先発医薬品を処方・調剤する医療上の必要があると医師または歯科医師が判断する場合や、流通の問題などにより、薬局に後発医薬品がない場合には、この料金は発生しません。
くわしくは医療機関・薬局にご相談ください。
後発医薬品のある先発医薬品(長期収載品)の選定療養について
なお、薬の内容によってはジェネリック医薬品に変更できない場合や自己負担額が高くなる場合があります。
かかりつけの医師・薬剤師と十分ご相談の上、ご活用ください。
神戸市国保では、処方されている先発医薬品をジェネリック医薬品に変更すると、どの程度お薬代が節約できるかの「ジェネリック医薬品への変更をご案内するお知らせ」(以下、差額通知)を一定以上の差額がある方にお送りしています。ジェネリック医薬品に必ず変更しなければいけないというものではありませんが、選択肢のひとつとしてご検討ください。
ジェネリック医薬品に変更を希望する場合は、まずはかかりつけの医師・薬剤師にご相談ください。
※差額通知が届いていない方でも、ジェネリック医薬品に切り替えることは可能です。まずはかかりつけの医師・薬剤師にご相談ください。
差額通知には、以下の項目を記載しています。
「4.お薬代」は、お薬代のみを記載しているため、実際に薬局で支払った金額と異なる場合があります。
(薬局での支払いでは調剤にかかる調剤基本料や管理料が含まれていたり、また医療費の助成を受けている人は自己負担額が一定の金額に設定されているためです。)
【ジェネリック医薬品差額通知サンプル】(PDF:1,080KB)
※神戸市国保では、発送時期・対象者によって、差額通知のデザインを変えております。そのため、上記サンプルと異なる差額通知が届くことがございます。
ジェネリック医薬品をご希望の際に、「ジェネリック医薬品お願いカード」を診察券・お薬手帳などと一緒に病院や薬局の窓口で提示してください。
ご利用方法:下記リンクをクリックし、両面印刷・切取りの上、裏面に氏名を記入し、ご利用ください。
【ジェネリック医薬品お願いカード】(PDF:667KB)
今、国民医療費が年々増加しており、医療保険制度を維持するための負担が増加しています。
もし、神戸市国保に加入する皆さまがジェネリック医薬品に切り替えられるものを全て変更した場合、約11.2億円の医療費の軽減が見込めます。
患者さん一人ひとりがジェネリック医薬品を選ぶことは、皆さまのお薬代(薬局などの窓口での負担額)だけでなく、神戸市国保が負担する医療費を減らすことにつながります。
神戸市国保が負担する医療費を減らすことは、保険料を抑えることや医療保険制度を維持することにつながり、未来の子どもが安心して医療を受けられます。皆様のご協力をお願いします。
神戸市国保では、お薬に関する取組みをおこなっています。
重複服薬など訪問相談